ファンコーニ
症候群
ファンコーニ症候群は、主にバセンジーの遺伝疾患として知られています。また後天的にはあらゆるほ乳類が罹患する可能性があります。ファンコーニ症候群は、尿細管の障害が原因として起こる多飲多尿、尿糖陽性(正常血糖値)などが見られ、適切に管理しなければ徐々に衰え死に至る疾患です。確定診断、治療には血液ガス検査が必要です。
バセンジーの場合、早期発見、早期治療開始がなされ、良好なコントロールを保てれば、寿命を全うすることも可能です。当院ではこれまで60例以上(2021年現在)のファンコーニ症候群を発症したバセンジーを治療してきました。バセンジーの飼い主の皆さん、この病気に関する知識を持つことが、この病気からバセンジーを守る最初の一歩です。
予約は必要ありませんが、黒田院長の診察になるので、事前にお電話下さい。